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聖ゲオルギウスGeorgius 聖ジョージGeorge(英語) >>関連項目一覧聖ゲオルグ、セント=ジョージとも。キリスト教の伝承の聖人、聖者。生没AD270?-AD303?年頃。 亡くなった場所はパレスチナのディオスポリス(現在のロド)という。 古代ローマ帝国の軍人だったがキリスト教に帰依し、ディオクレティアヌス帝の迫害を受けて殉教した。 信念を貫き、パレスチナで斬首され殉教したという。 東方ですぐ信仰対象となった。 キリスト教的騎士道体現者として広く人気を集めるが歴史的には 殉教したことしか伝わっていない。 他にはパレスチナに向かう途中の竜退治が有名である。 リビアのシレナの町の人々が近くの湖に棲む竜が吐く息で空気が汚染され恐怖していたという。 竜をなだめるため日に羊を2頭生贄に捧げていたが、そのうち子供2人になった。 生贄は、くじで選ばれていたが王女のクレオリンダが選ばれてしまい、 ゲオルギウスはイエス・キリストの御力で王女を助けだすと約束した。 鉾(ほこ)、槍で竜を串刺しにし、王女のガードルをたづなにし犬のようにおとなしくさせ、 町まで連れてきて殺した。 町は感謝をあらわし同じ日に1万5千人が洗礼をうけたという。聖ゲオルギウスは褒美を教会や貧しい人々に分け旅を続けたという。 聖人、聖者としては東方教会では広範囲に信仰されているようだ。祝日は4月23日という。鎧や竜が表象となる。 西方教会では13-14世紀に隆盛期 1969年に地域典礼に限定される。 9世紀のイングランド、アイルランドでは知られていたが 知名度が高まったのは11世紀、1098年サラセンの戦いから戻った十字軍の兵士が キリスト教軍側ぬに現れた聖ジョージの幻の話を伝えたからだという。 14世紀にイングランドの守護聖者になった。 (鎧を身につけた)戦士の守護聖人。また肉屋、馬具職人、ボーイスカウト 都市・地域ではベニス、ドイツ、ジェノバ、ポルトガル、カタロニア 、ギリシャ、イングランドなど。 皮膚病除けとしても祈りを捧げられるという。(役割は違うが、とげぬき地蔵のようだ) スラヴ地域などでは、吸血鬼を串刺しにすることと、聖ゲオルギウスが竜ドラゴンを串刺しにして倒したことが 関連づけられるようだ。 ポーランドには聖ゲオルグが月へいった、という伝説もある。(「月」を参照) 関連項目一覧
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