タロースとも。ヘレネス(ギリシャ)の神話伝承にでてくる、クレタ島の青銅の巨人、怪物。 名前の意味はクレタ人の言葉で「太陽」だという。
島のまわりを日に3度、または年に3度巡って、見慣れないものには石を投げつけるという
番人的なものだったようだ。
今風にいえば、ロボット機械のような人造人間のような、不思議な伝承である。
古代機械文明のあったギリシャらしいか。
全身は鉱物でできていたが一箇所だけ傷つけられる場所があった。 青銅の針で閉じられている静脈が、くるぶし、またはうなじからくるぶしにかけてあったという。
参考資料
・
ギリシア・ローマ神話 (ブルフィンチ:著 岩波文庫)
・
ギリシアの神話 (神々の時代) (カール・ケレーニィ:著 植田兼義:訳 中公文庫)
他
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary