幻想世界神話辞典 〜
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太陽 Sun >>関連項目一覧太古の昔より、天空でもっとも大きく、もっともまぶしく輝く、光と熱、そして農作物の成長にまさに 天の恵みを与えてくれる存在。砂漠、乾燥地帯や、日照りの時などは逆に恐ろしい存在でもある。 世界各地で太陽神が重要な地位を占めるのも太陽の性格からいって当然のことだろう。 太陽神が男神か女神かは月神とも関わりがある。2つで対だと考えられる場合もあり、どちらかが男なら、 片方は女、といった具合である。ヘレネスでは太陽と月は双子の兄妹、アポロンとアルテミスである。 太陽と月の対比でとしては、その起源が巨人の目からそれぞれ太陽と月ができた、あるいは原初の世界のもと になった卵の黄身が太陽、白身が月になったという物語もある。 左目/右目 太陽− 月:バンコ(盤古):中国 太陽− 月:イザナギ:日本 月 −太陽:ホルス:エジプト 複数の太陽と月が弓矢によって射落とされる物語も多くの民族にみられる。 鳥、特にカラス(烏)との関係がみられる。アポロンとカラスの神話、中国や日本の太陽の中のカラスなどがある。 黒点が関係していると推測する説もある。 太陽の黒点についての伝承などもあるようだが、よくわからない。 (ユダヤ商人は太陽黒点で占うというジョジョの奇妙な冒険の記述も 辞典筆者は他の出典をみつけられていない) ガリレオ・ガリレイ以降は望遠鏡などの発達で、人類が黒点の数を数えているヒマ人ぶりは尊敬に値する。 おかげでマウンダー極小期などの太陽活動の傾向を知ることができている。 アボリジニ ダーエン民族では、世界に最初太陽はなく、月と星だけだったが偶然、天になげられた卵が薪に 黄身をつけると炎があがり、天の良き精霊は大地の明るさ美しさをみて毎日火を焚くことがよい と考えた。これが太陽のはじまりで、毎日薪に火がつけられ、朝、 最初はたいして熱くなく、全ての薪に火がついた昼は激しく、だんだん弱まり日没 は燠(おき)だけのこり赤くなる、という。 各言語での太陽をあらわす語 サンSun:英語(O.E. sunne, from P.Gmc. *sunnon (cf. O.N., O.S., O.H.G. sunna, M.Du. sonne, Du. zon, Ger. Sonne, Goth. sunno) 太陽:漢語、中国 ヒ(日)、おひさま:日本 おてんとうさま(お天道さま):日本 テダ:沖縄 チュプchup:アイヌ seqineq:イヌイット(西グリーンランド) ネー:ミャンマー トゥワレ:インドネシア東部セラム島ヴェマーレ民族(太陽=神) シャメシュ:ヘブライ(ユダヤ、イスラエル) オブウン (太陽の意味 バレッセ語 アフリカ:コンゴ:イツーリ地域) インティ:インカ 関連項目一覧
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