幻想世界神話辞典 〜
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ディオス クロイ dios kuroi >>関連項目一覧ディオス クーロイとも。ヘレネス(ギリシャ)の神話伝承。名前の意味は「ゼウス(dios)の息子たち」。 主神ゼウスと女神ネメシス(またはスパルタの王妃レダ[レーダー])との間の子どもで、 ふたご座になった半神の二人の英雄カストルとポリデウケス(ラテン語:ポルクス)を指す言葉。 ゼウスが白鳥の姿となって逃げるため鵞鳥になったネメシス交わり、産んだ卵がレダの許へ届けられたという。 届けたのは森または沼地で卵を拾った羊飼い、またはヘルメス神という伝承がある。 ゼウスが白鳥の姿となってレダと交わった、という物語もある。 卵から生まれたカストルとポリュデウケースの二人の男子と 祭壇に供えられた卵とレダを描いたアッティカの壷がある。(BC5世紀) また、トロイア戦争につながるヘレネーもこの卵から生まれた。(一緒の卵から皆生まれた、2つの卵からそれぞれ生まれた等) ちなみにポリュデウケースは不死であったがカストルは死すべき定めの人間であった。 カストルが死ぬ時、ポリュデウケスは別れを望まず、二人とも1日ごとに冥界、地上のゼウスの許ですごしたという。 後代、天にあげられふたご座になったとされた。 また、戦場や嵐の海上に出現して人々を救うと信じられた。 「セント-エルモの火」現象はこの二人で、船乗りの守護神と伝承されている。 参考資料 ・ ギリシアの神話 (神々の時代) (カール・ケレーニィ:著 植田兼義:訳 中公文庫) ・大辞泉 (JapanKnowledge) 関連項目一覧
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