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ムクリオニコクリオニ むくりおにこくりおに 蒙古鬼高句麗鬼 >>関連項目一覧「むくりこくりのおに」とも。 鎌倉時代の元寇、蒙古来襲の時(1274,1281年前後)、「蒙古(むくり)・高句麗(こくり)の鬼が来る」と言って恐れ、 その後、泣く子を黙らせるのにこの言い回しが用いられたようだ。 「むくりこくり」はその後も「鬼、恐ろしいもの」のたとえ、「無理非道」の意味、で長く使われた。 「娘を持ったお方は御用心なされ。むくりこくりが以てのほか精がつようなって」 (浄瑠璃・用明天王 *恐ろしいものとして) 「神国に生まれて神沙汰を停止とは、正真のむくりこくり」 (浄瑠璃・日本武尊 *無理非道の語として) 「元寇」は近世以降定着した語のようで、鎌倉時代当時は蒙古合戦、異国合戦といっていたという。 侵略してきたもの、戦争をおこしたもの、非道な行いをした外からの勢力が悪者、こわいものとして言い伝えられるのは 世界中でよくみられるようだ。 (ナポレオンも参照。中国の) 第二次世界大戦の時、「鬼畜米英」と言っていたのは元寇以来あまり変わっていない対外観念なのだろうか。 参考文献 ・大辞泉 (JapanKnowledge) 関連項目一覧
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