六道銭とも。日本の伝承・風習で、死者を葬るとき棺に入れる銭の額。一文銭6枚。俗に三途の川の渡し賃ともいう。
なお古代ギリシャ・ローマでは冥界の川ステュクスの渡し賃として死者の口の中に1オボロス銅貨
(1/6ドラクマ)を入れて葬ったようだ。
「めいめいに 六文つくは 死の路銭」(雑俳・湖丸評万句合)
真田氏の紋所がこの「六文銭」で一文銭3枚を横に並べたものを縦に二列並べたもの。 六連銭。
「六文銭の紋付け鍼も按广も仕る」(雑俳・折句袋)
参考文献
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日本国語大辞典 〔精選版〕 1
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日本架空伝承人名事典 (平凡社)
他
関連項目一覧
日本 (文化地域)
地獄 (大項目)
六道 (仏教:死生観,思想)
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