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テング 天狗 てんぐ >>関連項目一覧
日本の伝承における神、妖怪、怨霊、霊的存在。祖霊信仰、修験道、山神・山岳信仰などが関係しているという。
深山に住むという妖怪で、山伏姿、赤い顔に高い(長い)鼻、背に翼がある。手には羽団扇(はうちわ)・太刀・金剛杖等を持つという。 神通力があって、自由に飛行するという。
よく知られる鼻の高い「大天狗」のほか、小天狗、烏(カラス)天狗などがいる。
古くは日本書紀に「天狗(あまきつね)」という記述がみられ、これは中国で流星(雷音を発する、落下したもの)を呼んだもので その後の妖怪的な天狗とは異なる。
天童子が飛行するところと混同したか、天童子が神仏に奠供(てんぐ)するところからと関係するかもしれないという。 民間では「天白(てんぱく)」「天ぐう」「天ぐん」などと呼ばれた。
天狗のうちわ、天狗のとおめがね、天狗のかくれみの、など神通力を発揮する物品などが民話などにみられる。
参考資料
・ 日本架空伝承人名事典 (平凡社)
・ 日本国語大辞典 (小学館)
・大辞泉(JapanKnowledge)
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