北欧神話に出てくる神。様々な問題の元になる一方で、智恵に富み、逆に問題を解決することもある。
いわゆるトリックスター的性格、役割をもっている。
フェンリル、ミドガルズオルム、スレイプニルなどの魔物を生む。
エッダのある詩篇では神々の宴にあらわれ神々の女性関係、失敗を罵倒する場面もある。
神々に捕らえられ、息子のはらわたで岩に縛りつけられて、顔の上につりさげられた毒蛇から滴る毒液に苦しむ、 という責めをうけ話もある。妻のシギュンが皿で受け止めているが、皿が毒液でいっぱいになったのを捨てるさいには 毒液を防げず身をよじるほど苦しむ。その時おこるのが地震であるという。
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