ヨルムンガンドルとも。ゲルマン、北欧神話、エッダに出てくる巨大な蛇のような魔物。ロキ神と女巨人アングルボダの子。名前は「ミッドガルドの蛇」の意。
ミッドガルドの大地を取り巻く海を現すという世界蛇。自分の尾をかんで輪となっている姿で現される。
「自分の尾をかんで輪となっている蛇」には、ギリシャの伝承のウロボロスもある。ヨーロッパの錬金術の図像にもみられる。
参考資料
・エッダ グレティルのサガ ちくま文庫 (松谷健二 訳)
・図説 妖精百科事典 東洋書林 (アンナ・フランクリン:著、「Myths of the Norsemen」H. A. Guerber:著)
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary