メソポタミア、古代アッシリアの病気をもたらす悪魔。妻も病をもたらす魔ラマシュトゥ。
全体は人間のような体に、4枚の翼とサソリの尾、脚と足の爪は鷲、頭と手はライオン、額に角 、蛇の頭の男根という姿。ルーブル博物館の像が有名だがこれにはサソリ尾はない。
砂漠から吹き付ける暴風の神格。南東(ペルシャ湾)から吹く風は猛暑をもたらすので 熱病もたらす風だと信じられたようだ。 風とともに疫病、発熱と病気をもたらすとシュメール人におそれられた。
人々は様々な呪文と魔よけ、儀式を行った。 しかし弱い病気はパズズに回復を祈ったともいう。
直接関係ないが、地中海のヨーロッパ沿岸でも、アフリカ側から、海から吹いてくる暑く湿った風は
病をもたらすといわれた。
参考資料
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世界の妖精・妖怪事典 (著:キャロル・ローズ)
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悪魔事典 (Truth In Fantasy事典シリーズ)
他
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary