幻想世界神話辞典 〜
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ガウェイン最初の冒険 >>関連項目一覧 (ケルト:ブリテン:アーサー王伝説) ガウェインがアーサー王の騎士となって最初にうけた命は、逃げた白い牡鹿を連れ戻すことだった。 牡鹿を追って行く途中、一人の騎士と出会い戦いになった。ガウェインは頭を割る一撃を与えて倒した。 ガウェインはさらに牡鹿を追い、ある城の中でとうとう追いつき、鹿を斬り殺した。そこへアブラモーという騎士が、剣を抜いて現れ、ガウェインの2匹の猟犬を斬り殺した。アブラモーは「その鹿は主君の貴婦人から頂いたものだ」と言って戦いになった。 アブラモーは力尽きて命乞いをしたが、ガウェインは容赦せず、斬首しようとした。そこへアブラモーを助けようと、彼の恋人が駆け寄った。突然のことで、ガウェインは誤って女性の首を斬り落としてしまった。ガウェインは美しい婦人の死にショックを受け、騎士の命を助けた。そして共にアーサー王の宮廷に向かうことにした。 道中、ある城で一夜の宿を借りたが、そこで4人の騎士に襲われ、ガウェインは腕に矢傷で重傷を負ってしまった。しかし、ガウェインが王の甥であることわかると、貴婦人たちのとりなしで釈放された。騎士たちは、ガウェインが先日誤って殺した婦人の頭を首にかけ、体を馬のたてがみに乗せてキャメロットまで行くことを要求した。 ガウェイン達がキャメロットに着き、事情を聞いたアーサー王と王妃は怒り、王妃の命でガウェインは審問にかけられ、裁かれた。その結果、「自分が一人の婦人のために戦い、敵が別の婦人のために戦っている場合を除き、決して貴婦人には背かない」と、審問で言い渡された通りに、聖書にかけて誓った。 関連項目一覧
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