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ミュケナイ(ミケーネ)文明 Mykénai >>関連項目一覧紀元前BC8世紀に古代ヘレネス(ギリシャ)の神々への信仰が発生する前のエーゲ文明後期の青銅器文明。 広義にはエーゲ文明で、クレタ島に代表される南方系の文化と、ミケーネに代表される北方系の文化に大別される。 紀元前BC17、16世紀から紀元前BC12世紀の間、ミケーネを中心に栄えた。 北方からのアカイア人がクレタ文明の影響を受けて形成、ギリシア文明の先駆をなしたが、 北方のドリス人(ドーリア人)の侵入によって滅亡。 シュリーマン等による遺跡の発見が有名。 このギリシアのペロポネソス半島東部、アルゴリス地方にある古代都市遺跡は1999年に世界遺産の文化遺産として登録された。 名前についてはミュケナイ(現代ギリシア語ミキーネMiknai)、ミケーネは日本の慣用表記。英語ではマイシーニーMycenae。 伝説ではペルセウスの創建だという。アルゴリス平野を一望し、 南北の交通、要所を押さえ、紀元前17世紀末に重要な中心地の一つとなったが、 前12世紀初めに破壊されたあとは放棄された。 前7世紀末にミケーネ時代の王宮跡にアテネ神殿が建立、旧城壁の補修もされた。 この新生ミケーネは、ペルシア(イラン)戦争に際して紀元前BC480年にはテルモピレーに、 翌年にはプラタイアイに兵を送ったが、その直後アルゴスの反感をかい都市が破壊された。 前3世紀に一時復興したが、その後はふたたび寒村となったようだ。 関連項目一覧
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