グレゴリとも。ユダヤ、キリスト教の伝承の天使、堕天使(fallen angels)
名前は元はヘレネス(ギリシャ)語の「エグロイegoroi、エグレゴリ(エグリゴリ)egregori」で「見張り」「見張る者」の意味。
ユダヤの聖徒伝承では、第2天または第5天(聖邪の立場どちらかで違う)の両方における天使の階級だという。
外見は人間に似るが、巨人より背が高く永遠に沈黙しているという。
階級を支える長は「神を拒絶した」サラミエルだという。
『エノク書II(Second Book of Enoch)』『レヴィの誓約』『タルムード[ハギガ]』などにみられるようだ。
天界から降りて人間の女性と同棲した200人の天使たち、また人間の女性と交わった天使だという。
サムサペエル(シャムシエルと同一視される)、バラキエル、シェムハザなどがグリゴリとして知られるようだ。
このような天から落とされた巨人、堕天使と人の子孫たちをネフィリムというようだ。
関連項目一覧
ユダヤ(ヘブライ)神話 【文化地域】
キリスト教 【文化地域】
天使 【大項目】
悪魔 【大項目】
ネフィリム【ユダヤ:巨人や堕天使の子孫】
シェムハザ【グリゴリ、堕天使】
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary