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ゴルゴネイオン (ゴルゴンの首) Gorgoneion >>関連項目一覧ヘレネス(ギリシャ)神話のメデューサ(ゴルゴーン)の首のこと。 名前の意味は「ゴルゴンの首」。神話からゴルゴン自体が「恐ろしいもの」をいう感じになったようだが 元々はゴルギデス、ゴルガデスが「海の女神」を表す名前だった。(メデゥーサと海神ポセイドンの間にペガサス等が誕生している) ペルセウスが首を切り落としたゴルゴン三姉妹の末のひとり、メデゥーサのものである。 首だけになってもなお、見たものは息が絶え、石に化してしまう、という恐ろしい魔力を持つ。 後にアテナが所有し、盾の印とされた、または胸当てにつけられた。(聖なる山羊皮アイギスの上につけられていた) 女神アルテミスやデメテルたちも、この死ぬほど恐ろしい顔を自分の首の上つけていたという (ゴルゴネイオンは胸当て、あるいは首にかけるケープのような形状が絵画に描かれている) 後には、もともとのゴルゴーンの顔そのものが山羊皮をかぶった仮面状のもとだと転じていったという。 また冥界のペルセポネーが防御のために用い、ゴルゴーンの首だけが現れることがあったらしい。 「恐ろしい巨人」ゴルゴーンの首を冥界の女神のもとへ押しかけようとする者に差し向けたのだという。 オルペウス教徒たちは、月面の模様が「ゴルゴネイオン」だとしたという。 (*それでは地球上のものはみな石になってしまうが…) 参考資料 ・ ギリシアの神話 (神々の時代) (カール・ケレーニィ:著 植田兼義:訳 中公文庫) 関連項目一覧
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