ウミ 海 うみ Sea, Ocean
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世界各地で、人類の生活に極めて大きな影響をあたえている自然のひとつ。地球表面の約70%を占める巨大な水たまり。その水は塩分が濃く飲むことはできない。
自然の神格化の神として海の神は重要な地位をしめることが多い。
海の生活圏が重要な島国などでは神話伝承など海が中心となる場合もある。
内陸部で海と隔たっている場所では当然、神話伝承は無いか希薄になる。
(海の神、精霊などの一覧は末尾に記載)
海は恵みをもたらしてくれるが、嵐などで荒れたり、海難事故、津波などの災害ももたらす。
生命の危険をともなう海と関わる生活・活動は、自然に海の魔物や畏怖すべき神々などを想像させたといえる。
また世界の始まり、原初の世界に海、または海のような広大な水の世界を語る神話も多い。
あるいは海のかなたに常世の国、異世界、魂の還る場所があるという神話伝承も多い
海に関する名称
うみ:日本 「うみ」は「おおみ(大水)」の約転換かという。
漢字「海」 さんずい偏と毎という文字で構成されている。さんずいは水を表し、毎は「晦い(くらい)」の意味で、
果てを知らない広大な水の広がりということだろう。
(「海という字に母がはいっている」という話は違うようだが、それはそれで面白い)
sea: 英語 古高地ドイツ語のGisig, Gisic(池や沼沢地の意味)らしい。
ocean: 英語 ギリシア語のkeanos、ラテン語のoceanus、これは古代ギリシャの「オケアノス」に由来する。ocan(仏)
mer: 英語 ラテン語のmare(マーレ 海)に由来
7つの海
参考文献
・日本大百科全書 (執筆者: 小学館)
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・eプログレッシブ英和中辞典 (JapanKnowledge)
・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY
他
関連項目一覧
海の神
エーギル 【北欧神話:海】
オケアノス (ギリシャ:神:水)
オロクン 【アフリカ:ヨルバ民族:神】
セドナ 【イヌイット:女神:海】
トリトン | 【ギリシャ:神:海:人魚】
ポセイドン 【ギリシャ:神】
メルカルト 【カナーン:神:英雄,海,火】
ワダツミ(海神) 【日本:神:海】
シカイリュウオウ(四海龍王) 【中国:ドラゴン、龍】
ニンフ 【ギリシャ:精霊、女精、女神】
海の魔物
アペプ(アポピス) 【エジプト:魔物:蛇】
海坊主 | 【日本各地:魔物】
海司教 | 【ヨーロッパ各地:魔物】
オピオン 【ギリシャ:神:蛇】
クラーケン 【ゲルマン,北欧:魔物】
カル 【イラン:魚】
ケートス 【ギリシャ:魔物:海】
シーサーペント | 【ヨーロッパ各地:魔物:蛇】
セルキー 【ブリテン,スコットランド:魔物:アザラシ】
ニンギョ(人魚、マーメイド) 【大項目】
ネレイデス 【ギリシャ:精霊:海】
バハムート 【イスラーム:魚】
マカラ 【インド:魔物】
ミドガルズオルム 【ゲルマン,北欧:ドラゴン,竜】
ヨルムンガンドル 【ゲルマン,北欧:大蛇】
リヴァイアサン 【ユダヤ:蛇】
リリョウ(李良) 【中国:封神演義:巡海夜叉】
レモラ 【ヨーロッパ:魔物:海】
魚や海の生き物
ウナギ(鰻うなぎ) 【大項目:動物:神話伝承】
オールフィッシュ 【ヨーロッパ:魚】
シャチ[ホコ](鯱) 【日本:幻獣,飾り物】
レプン カムイ 【アイヌ:沖の神,シャチ】
ケヒノオオカミ(気比の大神) 【日本:敦賀:イルカ】
タツノオトシゴ 【日本:薬,お守り】
リュキ 【ミクロネシア:神:うなぎ】
リュウグウノツカイ(竜宮の使い) 【日本:魚】
ヨウギョ 【中国:魔物】
海の彼方の異界
アトランティス 【ギリシャ:島】
ニライ・カナイ 【日本:沖縄:理想郷、死の国】
ホウライ(蓬莱島[山]) 【中国、日本:島:異界,仙境】
リュウグウジョウ(竜宮城) 【日本:竜王:異界】
原初世界と海
アプスー(アビス) 【シュメール:深淵,奈落】
カオスと原初の水 【ギリシャ:神】
イルマタルと原初の海 【フィンランド:女神】
海にまつわるもの
海をわるモーゼ 【ユダヤ,キリスト教:人物】
アルゴナウタイ(アルゴノート) 【ギリシャ:英雄】
西海竜王とシンクン(神弓) 【韓国,朝鮮半島:弓矢】
海神オロクンの贈り物 【物語あらすじ】
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