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死の国、死後の世界、冥界(天国・地獄、来世)、異世界 >>関連項目一覧この項目では神話や民話にでてくる死後の世界、死の国(地獄、冥府)、異世界についてとりあげたい。 地獄、と書いたが天国(Heaven)、あの世といった概念をあつかいたい。冥府、冥界、冥土ともいう。「冥」は冥い(くらい)の意。 仏教用語としての地獄は「地」は最低を意味し、「獄」は不自由な状態のことを意味する。 日本語の辞書では死とは彼岸へおもむくこと、と書いてあるが彼岸(来世)、此岸(現世)という対比は仏教的要素が 強そうである。しかし、多くの文化圏で、死の国は地下にあり、そこに川が流れている、川を渡る という考え方が多くみられる。 死後の世界が理想郷的な世界であるか、苦しみの世界であるかは、その人間の行いによって決まる という考え方も広くみられる。死後、裁かれるという考え方も同様である。 アヴァロン、ティル・ナ・ノーグといった異世界とも死後の国ともとらえ難い、理想郷のような異世界 も存在する。日本の高天原(たかまがはら)も常世(とこよ)の国である。 天の世界は仏教では33天、モンゴルでは99天、イスラームでは7天あるという。 死後の世界、死者の国(川等で隔てられ渡る橋等がある) 文化圏:場所:裁き:死の国の河 古代ギリシャ:冥界(地下):裁判官ラダマンテュス:ステュクス河他 北欧神話:ニヴルヘイム(地下):裁き ヘル、ヘルモーズ: 英語:アンダーワールド underworld (あの世) 英語:ザ・ワールド the world(after death) (死後の世界) スコットランド: 登れない絶壁 古代エジプト:アム・ドゥアト(冥界 地下):裁き アヌビス神: 古代バビロニア:?:裁き シャマシュ:? アラビア: 燃える砂漠 インド:死者の国:裁き ヤマ、ヤミー:ヴァイタラニー川 インド:ウス・ドウニヤー インド(アッサム地方):ヤハ・ドウニヤーYaha douniyā (魂の世界?) 死の国の橋 マレーシア:死の国(天上):裁き エナング神:メンテグ(巨大な鉄釜の上にかかった橋) 中国:黄泉、地獄(地下):裁き 閻魔十王:奈河 (黄泉は泉下とも) 日本:よみのくに、地獄(地下):裁き 閻魔大王:三途の川 日本:根の国(地下) アイヌ:ポクナ モシル(地下):?:? 沖縄:ニライカナイ(地下):?:? ポリネシア: 荒れる海 英語:アンダーワールド underworld (あの世) 英語:ザ・ワールド the world(after death) (死後の世界) また、死の国とは少し違うが似た点もある様々な異世界についてのまとめ項目を用意した。参考にされたい。 →異世界 関連項目一覧
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